緊急速報のテスト方法2022年01月17日 03:19

 今回のトンガ火山噴火に伴う津波警報が気象庁より出されたが、神奈川県では、県のプログラム設定ミスで一晩で20回程度の警報が繰り返された。これは、気象庁から出された各県向けの警報の発信の度に神奈川県が関係のない県向けの警報を県内に発信したためと報道されている。
 どうもこのNTTが整備したと報道されているプログラムのテストは、行われていなかったため、見過ごされたようだ。県知事が謝って済む問題ではない。このプログラムのミスで、緊急発信がなされなかったとしたら、そして、実際の津波が大きかったならば、大きな人的被害が神奈川で出たであろう。
 では、どうすればいいのか。

 気象庁がテスト信号を定期的に発信して、全国のシステムが正常に作動するかをチェックする以外に適当な方策はないと思う。

 これは、NHKの年に数回行っていたTVの緊急速報テストシステムをスマホ携帯で行うようなものである。
 しかし、このシステムのテストのためには、全国民、スマホ各社、各県及び国、気象庁の連携が必要である。神奈川一県の問題ではない。
 早急にこの気象庁中心の緊急速報テストシステムの体制づくりをするべきである。