ゴミ出しにおけるある誤解2022年09月09日 10:09

 先日の早朝、見慣れない外国製の高級スポーツカーが近所に泊まり、その車から大きなゴミ袋を手にした女性が下りてきて、ごみ集積所のある方向に歩いて行った。
 少しして振り返ると、彼女は手ぶらで車に乗り、Uターンをするところだった。
 これはてっきり無断ゴミ捨てだと思いその車の行き先を追ったが、見失うことになった。
 しばし散歩をして、そのゴミ捨て場に戻ってきたが、そこで重大な発見をした。そのゴミ捨て場から10メートルほど離れたところに、資源ゴミ回収ボックスがあったのである。
 これは4重の意味で誤解を生じる状況だったと思う。
 一つは、高級スポーツカーを乗り回すような人々は一般にマナーに無頓着な場合が多いという思い込みである。
 二つ目は、ゴミ袋が大きく膨らみ、一般の家庭ごみのように見えた点である。
 三つ目は、ゴミ捨て場の先に、資源ゴミ回収ボックスがあったことを認識していなかった点である。
 四つ目は、数日前にゴミ捨て場が荒らされ、他所からゴミ捨て場に来るものがあったという事実である。
 これらの状況から誤解してしまった。
(実際には資源ごみのボックスの蓋を開くのは憚られたので、上記の事象の確認はしていないが、誤解であろう。)
 何事も判断には思い込みを排除すべきだという教訓を思い出した。冤罪はこのようにして状況と思い込みから生まれる。心の中で、「事態を深く受け止めます。」と呟いた。