春の足音が夏の襲来になる日2024年02月14日 06:49

 異常気象である。地球温暖化による日本での影響はすでに2月で20℃という高温状態を現実のものとしている。青森でも長野でもスキー場の閉鎖が続いている。スキー場だけなら関係者は少ないかもしれないが、積雪の減少は、春、夏、秋の貯水率の減少に直結する。要は食糧危機、電力危機でもある。

 テレビでキャスターが暖かいと喜んでいる場合ではない。花粉症の原因すら排気ガスから花粉にすり替えられている現状で、テレビを見ている我々の一億総白痴ぶりでは仕方ないのかもしれない。(昔の評論家がテレビの出現を称して一億総白痴と呼んだが、SNSでは100億総白痴とも呼べようか〇)

 この地球を救うには、鉄文化からの転換が重要である。

自動車、電車、工作機械はいずれもほとんどが鉄でできている。鉄の比重は約8であるが、アルミ(比重約3)で構成できれば、必要エネルギーは半分以下にできる。即ち、二酸化炭素排出量は半減する。そのためにはアルミの強度を上げられるレニウムとの合金化が研究されている。そこで、レニウムなど希少金属の確保が重要になるが、レアアースは地球に偏在している。これを大量に生産するため、タングステンの中性子照射でレニウムに変換する生成する方法がある。これらの新材料開発が地球温暖化を抑制するためのキーとなるかもしれない

調査研究費に多額の書籍代が含まれる謎2024年02月14日 20:38

 報道によれば、某派閥の首領の政治資金報告書に約3500万円の書籍代が含まれており、各マスコミのニュースショーではそれは出版社から同じ書籍を多数購入して関係者に配布したものだという解説になっている。それで、各局のコメンテーターは一応納得したように見える。

 しかし、この政治資金報告書の詳細リストを見ると
項目が調査研究費で、
その使用目的が書籍代
という不思議な構成になっている。

 常識的には調査研究で同じ書籍を何百冊も購入する必要はない。それが必要なのは、正に多数の関係者に配布するときだけであろう。
 調査するなら同じ本は1冊だけで済むはずである。
 
 ある人物が、身内のものの著作物である同じ本を数百冊購入するのは、広報、宣伝目的の時だけである。調査研究するなら1冊だけで充分である。また、自分の本なら調査研究自体が不要である。

 各番組のコメンテーターは、そのような単純なことまで分からなくなったのだろうか。調査研究費の中に、書籍代という目的で同じ書籍が何百冊も購入されていることが如何におかしいか、政治家と同様、言葉のプロであるならば、すぐに気が付くべきであろう。

 故大宅壮一が予言した通り、テレビ界では一億総白痴化という現象が実現してしまっているとしか思えない。