電磁波遮断就寝のその後2025年01月05日 09:57

1月3日に記載した電磁波を避けて就寝すると脳に良いという話を、部分的に2日間実行した。

なぜか、頭が良く働く気がする。タレントの名前もすぐに浮かぶようになってきたーような気がする。

これまで、収束できずに困っていた解析モデルも解決法が見つかったー部分的にではあるが。

これは、豊岡憲治先生の理論と経験のなせる業かもしれない。

ヒトは数百万年の歴史の中で、電磁波を浴びながら寝るようになったのはここ100年程度でしかない。

普通に考えれば、真っ暗な太陽のない夜に慣れているはずで、可視光線ばかりでなく、様々な電磁波も遮断して就寝するのが体に良いはずである。脳も体の一部である。

計算機を冷やすファンの音が熟睡を妨げているという見方もあろうが、電磁波の影響も当然あるだろう。完全に遮断するのは現代では不可能だが、できるだけ体、それも頭部から電磁波を発生している電気器具やスマホ、パソコンなどを就寝時のみ遠ざけるのはそれほど困難ではない。

これは似非科学かどうか、どこかの研究室でデータを収集してもらいたい。

問題は病院である。今や電磁波発生装置の塊のようになっている病室とベッドは一般的である。入院するとボケるという都市伝説は本当かもしれない。

米国医学長官のアルコールがんリスク勧告とは2025年01月04日 04:04

ABCやNPRなどによれば
米国外科長官は1月3日に、アルコール摂取と癌リスクとの関連を警告する勧告を発表したとのことである。

ビール、ワイン、蒸留酒を含むあらゆる種類のアルコールを摂取すると、女性の乳がん、大腸がん、食道がん、喉頭がん、肝臓がん、口腔がん、咽頭がんなど、少なくとも7種類のがんのリスクが高まると、ヴィヴェク・マーシー米外科長官はXの投稿で勧告の発表を行った。
https://x.com/Surgeon_General/status/1875150680517931387

この調査で基準としたのは一日にa drinkに対し、two drink やthree drinkでは有意なリスク増加ということだが、では a drinkとはどの程度か


ChatGPTでは

アメリカで「a drink」と言う場合、これは一般的に「標準的なアルコール飲料量 (standard drink)」を指します。標準的なアルコール飲料量には、純アルコールが 約14グラム 含まれています。以下のような目安があります:

ビール: 約12オンス (355 ml)、アルコール度数5%程度
ワイン: 約5オンス (148 ml)、アルコール度数12%程度
蒸留酒(ウイスキー、ウォッカなど): 約1.5オンス (44 ml)、アルコール度数40%程度

となっている。
 即ち、缶ビール1缶相当のアルコール量が基準でこれが2缶ならばがんリスクに有意な増加が認められるということである。

Xに投稿されたがん発生絶対リスクの図では、
 週にa drinki以下の女性群に比べ 一日にtwo drinkの女性群では絶対リスクが16.5%から21.8%に増えている。
 この差が約5%なので、この量の飲酒で100人中約5人のがん発症増となる。

 男性では同じく、100人中約3人のがん発症増となる。

 では、全く飲まないのならがんリスクはどうなのか。女性で100人中16.5%、男性で10.0%はがん発症するのか。これが今回の報道では明確になっていない。当面はa drink以下のアルコール摂取をお勧めするというのが今回の勧告であろう(と酒好きは解釈したい)。

電磁波のしきい値と電離放射線のしきい値2025年01月03日 11:28

 電離放射線にしきい値があるならば、電磁波にもしきい値があっても良さそうに思う。どちらも、免疫システムに絡むものだし、原爆や、無線電波も20世紀になってから人類が浴び始めた放射線の一形態である。

 電磁波は太陽光線に大量に含まれているが、可視光線が主体で、紫外線や赤外線、太陽フレアにおけるX線などは地上ではあまり多くはない。

 しかし、それは昼間の話であり、夜間は人口の電磁波が大量に飛び交うようになった。これが人体影響しないだろうか。

 実は、この夜間電磁波を問題にした書籍がある。
豊岡憲治著「元気脳 脳健康」グラフ社
 
 という本で、体調の悪い人は寝室に一切電磁波を発生しそうな電気器具を置かないで就寝すれば体調が回復するというものである。

 確かに広い部屋やテレビしか置いていないような温泉旅館で寝るとなぜか翌朝の体調が違う。温泉に入っていなくてもそれは感じられる。

 ヒトは夜間は太陽からの電磁波を浴びずに何十万年も過ごしてきた。それが電気というものの発明で特に20世紀以降は夜中に電磁波を浴び続けているのである。これが体調に影響しないわけがないーと理屈ではわかる。

 しかし、現代の日本で、電磁波を浴びずに夜間を過ごすということは、よほどの山奥か無人島にでも行かない限り難しいだろう。デジタルデトックスである。

 そこで、放射線と同じく、電磁波に対するしきい値というものがあれば、分かりやすい。イージス艦のレーダー前面には作動中はヒトは立ち入り禁止だそうだが、どの程度の強度だろうか。これも長崎の被ばく線量評価線源データと同様、軍事機密になっていそうだが、ChatGPTの回答でも軍事機密で具体的な数値はない。ただし、艦内の居住区域は電磁波を防護するよう設計されているとのことなので、しきい値は有りそうだ。

 職業人と一般人では、このような被ばく基準は放射線と同様一桁程度の差はあるだろし、人体影響への個人差も大きいだろうが、設計しきい値くらいは公開しても良いのではないだろうか。

 スマホや電子レンジ、高圧線、携帯アンテナなどには基準があるようだが、バラバラでしきい値という概念はなさそうだ。原爆被爆者のような統計精度が高いデータがなく、DNAや免疫機能が異なる動物実験では信頼性が低いと思う。

 上記の豊岡先生の本でも、しきい値がわからないためか、天井の蛍光灯やエアコン以外は寝室から一切電気製品を排除して寝る様推奨している(p.50)。

 電磁波も放射線と同様距離の二乗に逆比例して減衰するので、今日からは、電気製品が頭に近づかないような寝床の配置で寝るようにしよう。部屋のコンセントをすべて抜いてみるという手「もあるがどうなるだろう。かえって何かの事故に巻き込まれるだろうか。

遺伝子変異は遺伝子変動に、量子論は定量子論に変えるべき2024年12月31日 07:58

 今朝のテレビを見ていたら、遺伝子変異(Genetic Mutation)について専門家が芸能人に病気との相関を説明していた。
 しかし、遺伝子変異についてはDNAの塩基配列の記号が変わることの説明以上のものはなかった。

 変異と聞けば、日本人は標準というものがあって、そこから異常に変化したものと思うだろう。

 しかし、英語のMutationの第一義の意味は、

以下のChatGPTの解説にもあるように、単なる変化である。

*****************************
ChatGPT

「Mutation(ミューテーション)の意味は、主に以下のように使われます。
一般的な意味

1.変化: 何かが変わること、またはその過程。
例: "The mutation in the company's strategy led to its success."
(会社の戦略の変化が成功をもたらした。)

2. 突然変異(生物学的な意味): 遺伝子やDNAの構造における変化。これにより、生物の形質や機能が変わることがあります。
例: "The genetic mutation caused the butterfly to have unique wing patterns."
(遺伝子の突然変異により、蝶の羽の模様が独特なものになった。)

3.生物学での特定の意味

Mutation: DNAの塩基配列に生じる変化。この変化が生物の形質やタンパク質の構造・機能に影響を与える場合があります。」
****************************
(ChatGPT終わり) 


 同様に、進化生物学者の長谷川政美先生は、進化の歴史

https://kagakubar.com/evolution/evolution01.html

の解説の中で、 ダーウィンは「種の起源」の中で、進化という言葉は使っていない理由と日本ではなぜ進化論という言葉が生まれたかの経緯を以下のように解説している。

「日本でも幕末から明治にかけて西洋の科学を導入するにあたり、先人たちは必死になって西洋の科学用語を日本語に翻訳する努力をした。科学、化学、物理、分子、原子などもその当時日本で作られたものであり、その後中国でもそれらの言葉を輸入して使うようになった。
「進化」という言葉も「Evolution」の訳としてその頃作られたものである。「Evolution」には展開という意味があるが、それを「進化」と訳したのだが、そこには「進歩」という考えが紛れ込んでいるように思われる。実際に「進化」を「高みを目指す」過程と捉えるひとが多い。そこには西洋文明の底流にあるアリストテレスの「自然の階段」を登っていくような意味合いが含まれる。この連載でこれから見ていくように、それこそまさにダーウィンが否定したものであった。」

ということである。同様に、遺伝子変異という言葉も所謂誤訳である。

 遺伝子変異ではなく遺伝子変動と呼んだ方が適切だろう。

 別の例を挙げると、量子論や量子力学は英語では
 Quantum Theory .Quantum Mechanics
である。
 量子の量は極小の粒子と解説されることが多いが、Quantumの元の意味は定量的なという意味である。(Quantityは定量的、Qualityは定性的)

 これは定量的に扱える粒子、即ち、プランク定数がエネルギー、重量、運動量の単位となっている粒子、即ち定量子のはずである。

 量子論というと量子とは何かという別世界の理論に感じるが、定量粒子或いは定量子と縮めて言い換えれば、定量的に重量、エネルギーを扱える粒子、即ち、最低単位のある粒子(相対論では重量とエネルギーは等価である)という意味がハッキリし、何か分かったような気になるような気がする。ここが教育では重要なのである。大学時代、量子力学の単位で苦労した理由もここにある(と思い込みたい)。

 従って、量子論は定量子論と変えたほうが良い。

私家版インフルエンザ感染防御法2024年12月27日 04:34

 インフルエンザが大流行しているらしい。

 過去に二回インフルエンザに感染したが、最初は39.7℃の高熱で大変な目に遭った。2回目は同居者と買い物に出かけたデパートで感染し、同居者は高熱を発したが、私はある対策をとった結果、ちょっとだけ発熱しただけで、二人で受けたクリニックでのウイルス検査では私だけ陰性だった。

 その方法とは、温水で顔全体を洗浄することである。特に目や鼻、喉の周辺をお湯を出しっぱなしにして、何度も両手で洗浄する。鼻はお湯を吸い込むようにして中まで洗いつくす。これを3分程度続ける。うがいも何度も繰り返す。

 これは何をやっているかと言えば、ウイルス濃度があるしきい値以下であれば免疫メカニズムにより感染することはないという仮説(私的仮説ではあるが)に従い、鼻やのど周辺のウイルス濃度をそのしきい値以下に下げているのである。

 また、ウイルスは鼻腔等で再度しきい値以上に増殖する可能性もあるので、その日は数時間おきに洗浄を繰り返す必要がある。

 正確にそのしきい値がどの程度の濃度かはわからないが、これまでの経験では、単にうがいや手洗いをするよりは確実に感染を防いでいるように思う。また、仮に感染したとしても、高熱は発しない。高熱となるのは、体内に侵入したウイルス量が多いために、免疫反応が強く出た結果なのである。

 ある時、咳を繰り返す同僚と長距離電車で出張し、対面で話をしていたが、鼻粘膜に異常を感じ、慌てて途中の停車駅のトイレに行き上記のような洗顔を繰り返した。この場合は、お湯ではなく、水道水ではあったが、繰り返し洗顔の結果、感染しないで済んだーという記憶がある。

 お湯ならば、更に効果的だろう。AIによれば、
「インフルエンザウイルスは、80℃で10分以上加熱すると死滅します。また、湿度50%以上、温度22℃の状態に4時間以上保つと、生存率は2~4%に低下し、ほぼ死滅します。」

 ということなので、お湯で何度も洗顔することでしきい値以下に出来ているということになる。

 仮に感染した後でも、体内ウイルスの濃度分布は喉や鼻付近が高いので、喉、鼻付近の濃度を洗顔で下げることによって、限られた数しか産生できない免疫細胞、免疫タンパクの有効利用が可能となり、治癒がより早く、容易になると思う。

ウイルスのしきい値と放射線のしきい値2024年12月23日 07:17

 ウイルスがマスクでどこまで遮へいできるかという実験があるが、実際に感染するには、ウイルス濃度とその暴露時間の積だろう。

 コロナ初期時期に見たある県の保健所のサイトによれば、ノロウイルスは1個あれば感染するらしい。インフルエンザは1000個程度だったと記憶する。(これは単位面積当たりなのか、単位の記載はなかった。もちろん、時間軸も不明だった。)しかし、免疫メカニズムからすれば、そのウイルスがどのていどの濃度で、且つそのウイルスにどの程度の時間晒されれば感染するか、即ち、外部からのウイルス攻撃の絶対量と暴露時間の両者が感染するかどうかのポイントである。なぜなら、免疫機能というものは、外部からの異物進入を生体内の化学変化で排除し、恒常性を維持するものであり、生体内の免疫機構における化学変化に必要な物質の量も反応時間も有限の値だからである。

 ウイルスと同様、放射線被ばくによる攻撃も単に放射線量だけではなく、その時間がどの程度かかったかも重要である。即ち、それが同じ線量であっても1年かかって被ばくするのと、原爆のガンマ線や太陽フレアのプレパルシブ相のX線被ばくのような1マイクロ秒での被ばくでは、免疫メカニズムが対応できるかどうかは全く異なる事象である。しかし、現在のICRPや法規制基準は総線量しか規定がなく、時間線量率は野放しである。

 ウイルスの防護実験も重要だが、放射線被ばくの時間効果についても何らかの検討が必要だろう。このままでは、太陽フレアによる一般旅客のがん発生事例が誰も知られずに増加するのではないだろうか。(米国のCAの例は論文化されているが、日本でのCAの白血病等の増加は噂のレベルでしかない。)

乱視でもピントの合う本の読み方2024年12月21日 11:52

 左右の視力が異なり、乱視が強いと、どんなメガネを付けても本がぼやけて見える。文字が2重に見えるのである。

 試しに本を机の上に置かず、小学生の朗読宜しく、本を立ててみてみた。なぜか2重に文字が見えることがなくなった。

 これは要するに水晶体と硝子体の曲率が年齢とともに不整合となるために、下方向に視線を向けると焦点がうまく網膜に合わないためだろう。

 網膜中心付近で見る分には、これらの曲率のずれがあまり問題にならず、焦点が合わせやすいのだろうと思う。

 焦点が合えば、読書の際のストレスはほぼなくなる。問題は、その立てた本をどうやって支えるかである。書見台という専用の装置もあるが、ここでは、100円ショップで買った品々の組み合わせで私用書見台を作ってみた。

 まずベースは、木製で三脚の写真立てである。(330円)そのベースの隙間に2㎝×2㎝×45㎝の角材を挟む。(110円)あとは角材の上に本を開いて本の両下端を模型固定用の金属クリップ2個で挟む。(220円)これで十分書見台になる。本の厚さに合わせクリップを変えればよい。すべて含めても1000円以下で作ることができる。

飽きずに記憶に残る読書法2024年12月21日 11:44

 多分どこかの本には書いてあるかもしれないが、簡単で、飽きずに、記憶にも残る読書法というものがある。

 それは、単純だが、

「音読」

をすることである。

 記憶のためには、本当はノートに要点を書いたりするのがいいのだが、それは意外に時間がかかる。次善の策として、音読がよい。ノートをとるというのはスペースも必要だし、抜けがあると心理的なストレスも生じる。音読はその辺の自由度がある。疲れたら黙読に変えても良い。特に重要でないような部分は黙読で十分だろう。

 音読を強化する方法に、マイクとイヤホンの併用がある。マイクで話した自分の声を耳で聞くので印象は2倍になる。

 ともかく能動的に何かをすれば記憶に残る。読書も同じである。

楽な靴下の履き方2024年12月07日 12:42

 スケッチャーズなる足を入れるだけでスムーズに履ける靴を入手した。但し、日本人でも珍しく異常に甲高な足なので、踵よりも甲が引っ掛かり、スムーズに履けた靴は広い店内を探してもらっても一種類だけだった。

 確かにこの靴は楽に履けるが、特に重宝しているのは、ゴミ収集車が来たときである。このように一刻も猶予がないときに、はきかけのまま玄関から飛び出してもきちんと足が収まることである。

 しかし、問題は、靴を履く前に靴下を履かなければならない時である。靴下を履くのはスケッチャーズのようにスムーズにはいかない。

 普通に靴下を履こうとすると、まず、腰を屈めて足先に入れるのが大変である。たいていは靴下が中途半端に指に絡まり、履きなおそうとしていもがいていると、片足立ちの体勢が崩れてしまい。履きなおしとなる。そこでどうすればよいか考えた(考えるほどでもない話だが)。

 まず、靴下の上部を持ち、踵のあたりまでつま先側に裏返しで折り返す。

 このようにすると、靴下自体が楕円系の筒状になる。この形状を保ったまま、つま先をこの筒状の靴下に挿入する。

 こうすると、踵付近の靴下の口径は広いので、スムーズにつま先を挿入でき、踵付近まで靴下に足を入れることができる。

 次に、外側に折り返してあった靴下の上部を足の上部方向に巻きあげればそれで終わりである。

 この方法は、特に踵からふくらはぎを包むような形状をしている、長い山スキー用のストッキングタイプの靴下には有効である。上部裏返しの手間を考慮しても、時間短縮になることが統計的に証明されるだろう(未確認です-)。

来春のミラノ・コルチナダンペッツォ冬季オリンピックのスキーモ(山スキー競技)で実証されることを期待しています。日本チームがんばれ!!

遠紫外線は所謂放射線に分類されるか2024年11月28日 06:30

 放射線とは即ち電離放射線のことと習った。
 即ち、物質から電子を分離し(電離)、イオン化する能力を持つ放射線である。

 フィリップスのUV-C(遠紫外線)放射装置(アマゾンで2650円で購入できる)は家庭用消毒装置である。この装置の発生する遠紫外線は説明書によれば、波長253.7ナノメートルである。

 水素原子のイオン化エネルギー13.6eVを波長に換算すると91ナノメートルである。(中田宗隆著「量子化学ー基本の考え方16章」(東京化学同人)p.112)
 
 同ページにはこれも遠紫外線となっている。

 水素原子をイオン化する遠紫外線は電離放射線と定義できるが、フィリップスの遠紫外線波長253.7ナノメートルは水素原子のイオン化エネルギよりは低い。
(エネルギーE=hc/λの関係があり、
 ここで、hはプランク定数、cは光速、λが波長なので波長が大きいとエネルギーは小さくなる。)

 従って、253.7ナノメートルは水素に対しては放射線ではないと主張できるようにも思えるが、90ナノメートルは上記のテキストでは遠紫外線である。

 従って、遠紫外線は放射線でもあり、放射線でもない場合があるということになる。太陽からの紫外線はエネルギー的には連続だから、波長90ナノメートル以下の高エネルギーの遠紫外線も含まれるはずである。即ち、それは水素のイオン化も可能な放射線ということになる。

また、水素が太陽光などで励起状態になっているとすると、仮に253.7ナノメートルでもイオン化は可能となる。
 
 水素の電子のエネルギー順位nにおけるエネルギレベルEn(eV)


 En=‐13.6/n/n

である。ここでEnは負で定義されているが、イオン化するということは電子が自由電子(En=0)になることである。即ち、Enの絶対値以上のエネルギーをを外部から電磁波などで与えればイオン化する。

仮に太陽光で励起されnが2(第2励起レベル)となっているならば

 En=‐3.4eV

であり、これは波長に換算すると360ナノメートルである。即ち、フィリップスのUV-C照射装置でもイオン化が可能になる。即ち、放射化することになる。