XwindowのWINDOWS10での利用方法2022年11月21日 06:16

 あるパソコン(パソコンAとする)において、WINDOWS用にコンパイルされているプロッタ出力のあるコードの利用において、WINDOWS10ではepsファイルの出力しかできないままであった。epsファイルは重いので表示に時間がかかるという問題がある。
 
 同じコードのCYGWIN版は画面に直接表示ができるので便利である。しかし、本体の計算速度がWINDOWS版のほうが早い。
 従って、WINDOWS版のコードのみで本体計算とプロッタ出力が纏めてできることが望ましい状況だった。しかし、WINDOWS10でのXwindowの起動設定ができないまま困っていた。
 
 ある時、別のパソコン(パソコンB)ではCYGWIN(32ビット版)とWINDOWS版(64ビット)の両者がインストールされていた。CYGWIN版で画面表示したのち、WINDOWS版で同様の画面表示のプロッタ図作成をトライしたところ、表示可能であることが分かった。

 どうもXwindowの利用はCYGWINで一回利用すると、WINDOWSにおいても利用できるようになるようである。
 この状況から、パソコンAにおいてCygwinをインストール(但し、X11パッケージはdefaultからinstallに変更したのちにダウンロードする)し、CYGWIN側でXwindowを利用可能な状態にしたのち、WINDOWS10側でプロットするとプロッタ図が画面表示されるようになった。

 即ち、同じパソコン内でのCYGWINでのXwindowの利用環境設定が、WINDOWSアプリケーションでのXwindow利用を可能にするということが分かった。
 なお、WINDOWSでの画面サイズ設定はCYGWINの.bash_profileではなく、WINDOWS側のアプリケーションの環境設定に依存しているので、注意が必要である。