肺マック病(非結核性抗酸菌症)の原因と治し方2023年02月22日 02:39

 家人が昨年(2022年)11月初めに肺マック病(非結核性抗酸菌症の病巣が拡大していると診断され、昨日(2023年2月21日)、CT検査で病巣が3分の1に縮小したので薬物治療を行わず、経過観察と診断された。その経緯をまとめた。例数は1であるが、薬物療法なしで早期に回復したので報告する。
 
 家人の右肺中部のX線画像に数センチの影が現れたのは約3年前の健康診断で、経過観察になった。昨年末に病巣が急拡大していると診断され、専門の病院でCTによる精密検査を受けることになった。
 非結核性抗酸菌症の原因は浴室でのシャワーヘッドなどからの細菌の暴露の可能性があると米国などで報告されている。
 
 実は、通販で新型のシャワーヘッドを購入したのが1昨年秋である。コロナ下で入浴時間が長くなったこともあり、浴室での暴露が病巣拡大の原因ではないかと考え、以下の対策を行った。

(1)浴室下部の徹底清掃
 しばらく浴槽下部を清掃していなかったので、バスタブ前面カバーを外し、大量の放水で徹底的な清掃を行った。
(2)シャワーヘッドの一部変更
 一昨年購入したシャワーヘッドは高価な微細バブル発生型のものだったが、持ち手部分に塩素除去フィルターが付いていた。この塩素除去フィルターの上部に溜水個所があり、ここで非抗酸菌が増殖しているのではないかと推定し、この塩素除去フィルター部分を除去した。
(3)UV-C発生装置の設置
 手ごろなUV-C(紫外線除菌装置)として、フィリップスUVC卓上除菌装置(4200円)を購入、浴室の棚に設置した。電源は、浴室の証明部分ランプのネジ込み部分をコンセントに変換するアダプターが200円ほどで購入できたので浴室内で確保できた。
 その結果、15分程度の紫外線照射で、浴室内を毎日殺菌できるようになった。但し、この装置は人体に有害なので、照射時間中は浴室から退去する必要があった。

 以上の対策を昨年11月中旬から開始し、約3か月間続けた。
その結果かどうか不明だが、昨年秋の病巣が昨日3分の1程度に縮小していることが確認され、薬物治療は回避された。非結核性抗酸菌症の薬物治療は病原菌の種類を確定するために数年かかるため、通院そのものも大変な労力がかかるところだったが、以上のような簡単な対策で回避できるのであれば、医療費削減も含め、メリットは大きいと思う。
 少なくとも、シャワーヘッド内の塩素除去フィルター部分は除去すべきだろう。お肌への水中塩素の影響よりは、肺の中に細菌を吸い込むことによる肺炎発症の影響のほうが健康被害が大きいのは明らかだ。

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