マンションでの簡単な防寒対策2023年02月01日 11:19

 マンションの場合、外気の冷気が室内に侵入する主な経路は鉄製の玄関ドアであろう。
 (熱伝導率к[W/m・K]を比較すると、鉄は83.5、ガラスは0.55~0.75、木材0.15~0.25です。)

 従って、ドアに木材の板などを張ればいいのだが、見栄え良く作るにはかなりの費用が掛かる。玄関から居間に通じる廊下に防寒用アコーディオンドアを付けるのが事前の策だが、それも1万円では済まないし、手間もかかる。

 そこで、もっとも簡単でほぼ0円の対策として、夏に部屋の入口にかけていた幅約1m長さ約1mの暖簾を付属の伸縮式突っ張り棒ごと廊下の途中に付けた。手が届かないので、上部には約10㎝の隙間ができている。しかし、重要なのは、その下に大きな風呂敷を繋げ、床面に引きずる程度の長さになるよう、暖簾にクリップ止めすることである。すべて手持ちなので、費用は0円だった。(突っ張り棒は100円ショップで入手したものである。)やることはこれだけである。

 その結果、玄関と居間、風呂場の間には仕切りができ、玄関からの冷気はぼぼ遮断できた。よく見ると、暖簾の下にクリップ止めした風呂敷が玄関から居間方向になびいているが、風が侵入するほどではない。重い冷気が暖く軽い居間側の暖気と混合しないようにこの費用0円の仕切りが作用しているのである。

 これだけで、ヒートショックを全く感じないようになった。また、この仕切りは玄関からも見えない位置に配置できたので、見栄えも気にならない。早くこの方法に気づくべきだった。

 工業用赤外線温度計での測定結果

 玄関ドア内側:13.8℃
 仕切り外側廊下壁:16.0℃
 仕切り内側廊下壁:17.6℃

 以上

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